三者懇談行って参りやした
やばい、先生の目は内心まで見透かされている
ちょうど昨日あたり石につまづき立ち上がれずにいたのだが
いい具合に手が差し伸べられ
まるで『蜘蛛の糸』の悪党のように私は思えた
さて、六月もあと3日で終わる
振り返ってみては落胆し、想い出では美化される
何回振り返り、何回振り返るのはよそうと考えただろうか
それでも私は振り返る
この道で本当に良いのだろうかと思い悩むから
ここらに住まう友人たちは大体色めいた話はでない
無論私もその中に含まれる
皆、恋しい人が見つからぬ
もしくは見つかってもどうすればいいかわからんので
手をこまねいているのかもしれん
私も・・・また
「煩悩の火はいずれ身を焼き尽くす」
釈迦の教えだ
今、私は煩悩の火達磨になってるのかもしれん
焼き尽くまえに
己の欲望を満たしたい
それが人間というものらしい
『蜘蛛の糸』で最後に自分の欲に従った悪党は
ぷっつり、と切れた蜘蛛の糸と共に地獄に落ちたが
はてさて欲に忠実な私の未来は地獄行きなのだろうか
私が未来と想うものは
私の頭の中で与えられた情報を元に算盤を弾いた結果にすぎない
未来は未来ではない
いずれ訪れる結果こそが未来
それまでやれることだけをやればいい
それが今日聞いた担任の話
この話・・・いつぞや現代文で読んだ記憶があるのだが
気のせいだろ
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