オヤージュは語る･･･

オヤージュとはなんのことはない親父のことだ

あと、こんなに筋肉質ではない

なんかオヤージュってかっこいいと思った奴

思考回路が私に似てるので要・注意だ

友人と玄関先にて談笑中に帰還したオヤージュ

朝早くからどこへ行ってたのか尋ねると

整形外科とのことだった

人の思考はかってに膨らむものだ

整形と聞いてまず第一に思い浮かぶキーワードは「顔」だろう

オヤージュの顎には瘤がある

昔、気になって何故切り落とさないのか尋ねると

「ここにはワシの叡智がつまっとんねん」

当然、冗談だと判っていたが

なんとなく信じられる気がした

それはオヤージュはムダ知識が多いように思えたからだ

今から思えばそれは人生経験の差がそうさせたのだとおもう

そんな瘤をついに切り落としに重い腰をあげたかとおもうて

顔をみたが瘤は無事もなく顎にぶら下がっているではないか

「腰や」

そういえばオヤージュは相当な年を喰ってるのだ

話によると背骨の一つが１㎝ダルマ落しのように飛び出ていたとのこと

前に筋肉痛でお世話になった医者は

１㎜でもずれたら大変と言っていたが

１㎝ってやばくないか

私もときどき腰が痛くなるときがある

オヤージュ曰く

「おまえも腰のことで後悔するときがくる･･･すぐに、な」

私が睨みつけるなかオヤージュの高笑いが部屋にこだまする

いやマジで舞台劇調になるンだって！

こんな変な親父まだ日本にいるんです